キプロス共和国の首都はニコシアと呼ばれる都市です。

EU加盟国の一つであり、トルコの南に位置する地中海の島国です。

この国は、地中海に浮かぶキプロス島の大部分を占める国ではありますが、その全てがキプロス共和国の所属ではなく、その一部をイギリスの海外領土、そして島の北部をトルコ系住民が生活する。

北キプロストルコ共和国とトルコが承認している地域として分断されています。

南部はギリシャ系の住民による単一民族の国家として、国連に加盟するほとんどの国が承認しています。

この様な状況にあることは、遠い日本ではあまり知られていませんが、その立地上の理由から周辺国家の介入を受けやすい状況にあり、過去数百年にわたって様々な国に併合され、分断されと言う歴史を繰り返しています。

現在においても南北に分断されている状況にあり、トルコ系住民が中心になっている北部とギリシャ系住民が中心になっている南部に分かれます。

国連加盟国のほとんどは、ニコシアを国の首都とする国家を承認していますが、トルコだけは認めておらず、現在においてもキプロス問題として解決すべき課題に挙げられています。

過去何度も国際連合の仲介による、和平交渉が行われて再統合を目指していますが、現在のところ解決には至っていません。

それほど大きな国ではありませんが、3カ国の軍隊が駐留して安定を保っている地域になっているというのが現実です。

北部のトルコ軍、南部のイギリス軍に挟まれる形で国の形を維持しています。

この国は島国ですが、地中海ではシチリア島、サルデーニャ島に次いで3番目の大きさを誇っています。

南に380kmほど進むとエジプトになるため、ヨーロッパというよりは中東、または西アジアとして分類されることも珍しくありませんが、現実的にはEUに加盟するヨーロッパ連合の仲間になっています。

バカンスの旅行先や別荘地として、大勢の観光客に利用されている地域です。

主要産業は、観光業と金融業です。

環境に恵まれた地域であるということを活かした観光や、タックスヘイブンの設置による金融立国を目指したことで、20世紀末には大きな経済成長を遂げました。

その後のギリシャの経済危機において、そのあおりを受けることになり、金融危機に陥っているという現実があります。

資源の乏しい観光地やビジネスのための土地としては、点を目指していますが、経済状況としては依然として厳しい状況にあるのが同国の現状です。